WordPressで固定ページが表示されない・リダイレクトループ(ERR_TOO_MANY_REDIRECTS)になるときの原因と対処【2026年版】

- トップページは見えるのに、固定ページ(会社概要・お問い合わせなど)だけ表示されない
- 「ERR_TOO_MANY_REDIRECTS」「リダイレクトが繰り返し行われました」と出て、ページが開けない
- HTTPS化やドメイン変更(wwwの有無)をしてから、おかしくなった気がする
執筆・監修:桐山 智行(株式会社H.T.P. 代表責任者)/WordPress歴15年以上、制作・改修・保守の実案件をもとに書いています。
まず、あなたの症状はどれ?(3つの見分け方)
「固定ページが表示されない」と言っても、原因は症状によって違います。当てはまるものを選んでください。| 症状 | 多い原因 | 読むところ |
|---|---|---|
| A. 固定ページだけ「ページが見つかりません(404)」「アクセスできません(403)」になる | ページのURLの仕組み(パーマリンク)の不整合/公開状態/プラグイン | 固定ページだけ表示されないとき |
| B. 「リダイレクトが繰り返し行われました」と出て、ぐるぐる回って開けない | HTTPS化・wwwの有無の設定が、複数の場所で食い違っている | ぐるぐる転送されて開けないとき |
| C. 転送(リダイレクト)を設定したのに、転送されない | ブラウザのキャッシュ/設定が重なっている/転送元のURLの違い | 設定した転送が効かないとき |
A. 固定ページだけ表示されないとき
トップページや投稿は見えるのに、固定ページだけがおかしい場合は、次の順に確認します。どれも、サイトを壊す心配の少ない操作です。- 公開状態を確認する
管理画面の「固定ページ」の一覧で、そのページが「公開済み」になっているか確認します。「下書き」「非公開」「予約投稿(公開日が未来)」「パスワード保護」だと、閲覧者には表示されません。 - パーマリンク設定を、変更せずに保存する
「設定 > パーマリンク」を開き、何も変更せずに「変更を保存」を押します。ページのURLの仕組みが作り直され、これだけで直ることが多い対処です。 - URLを最近変えていないか確認する
ページのURL(スラッグ)を変更した場合、古いURLは表示されなくなります。ブックマークやリンクが、古いURLのままになっていないか確認します。 - 最近入れたプラグインを、いったん停止する
転送(リダイレクト)系・セキュリティ系・キャッシュ系のプラグインが原因のことがあります。最近追加・更新したものを、停止して確認します。 - キャッシュを消す
キャッシュ系のプラグイン、ブラウザ、(使っていれば)サーバーやCDNのキャッシュをすべてクリアして、もう一度確認します。
やってはいけないこと:.htaccess(サイトのURLの動きを決めるファイル)を、思いつきで書き換えないでください。間違えると、サイト全体が開けなくなる恐れがあります。
B. 「リダイレクトが繰り返し行われました」と出て、ぐるぐる転送されるとき
ブラウザに「ERR_TOO_MANY_REDIRECTS」「このページは動作していません」「リダイレクトが繰り返し行われました」と出るのは、ページが「AからB」「BからA」と、転送を往復し続けている状態です。多くの場合、HTTPS化やwwwの有無の設定が、WordPressの設定・サーバー・プラグイン・CDNなど、複数の場所で食い違っているのが原因です。安全に確認できること
- ブラウザのキャッシュとCookieを削除する、または別のブラウザ・シークレットウィンドウ・スマホ回線で確認します。自分のパソコンだけの問題ではないかを、切り分けます。
- 管理画面に入れる場合は、「設定 > 一般」のURLを確認する(見るだけ)
「WordPress アドレス」と「サイトアドレス」が、同じ形式(両方とも https で始まるなど)になっているかを確認します。ここを変更すると、管理画面に入れなくなることがあるため、違っていても変更はせず、依頼に切り替えてください。 - 転送・SSL・キャッシュ系のプラグインを、いったん停止する
Redirection、SSL関連、キャッシュ系のプラグインなどが、二重に転送していることがあります。停止して確認します。
ここで止めるのがおすすめです:管理画面にも入れない場合や、上の確認で直らない場合は、無理に触らないでください。HTTPS・wwwの設定を、複数の場所に重ねて入れてしまうと、症状が悪化し、サイト全体が開けなくなる恐れがあります。
C. 設定したリダイレクト(転送)が効かないとき
古いURLから新しいURLに転送する設定をしたのに、転送されない場合は、次の点を確認します。- ブラウザのキャッシュ:転送の結果は、ブラウザに強く記憶されます。別のブラウザやシークレットウィンドウで、確認してください
- 設定が重なっていないか:プラグイン、サーバーの設定、CDN、テーマなど、複数の場所に転送の設定があると、干渉して効かなくなります。どこで設定しているかを、整理します
- 転送元のURLの書き方:最後の「/」の有無、大文字と小文字、「www」の有無など、わずかな違いで別のURLとして扱われます
- キャッシュのクリア:キャッシュ系のプラグインやサーバーのキャッシュを、すべて消して再確認します
自分で直すか、依頼するか(レベル別の目安)
赤:外注推奨 オレンジ:条件付き自力可 緑:自力対応可
状況をまとめて、依頼するのが安全
HTTPS化・wwwの有無・パーマリンクの設定は、対処を間違えると、サイト全体が見えなくなることがあります。上の「安全に確認できること」だけを行い、直らなければ、状態が悪化する前に依頼するのが、結局いちばん早く、安く済みます。
依頼するときは、次の3点をまとめておくと、原因の特定が早くなり、費用も時間も抑えられます。
- 表示されない固定ページのURLと、表示された画面(エラーの文言)のスクリーンショット
- 直前にした操作(プラグインの追加・更新、テーマの変更、HTTPS化、CDNの導入、サーバー設定の変更など)
- トップページや投稿は見えるのか、固定ページだけがおかしいのか
安全な確認までは、ご自身で
公開状態の確認、パーマリンクの再保存、プラグインの一時停止、キャッシュの削除までは、ご自身で試して問題ありません。ここまでで直らない場合は、サーバーの設定や、CDN(Cloudflareなど)とサーバーの転送方針の食い違いなど、設定を誤るとサイト全体が停止する領域に入ります。無理せず依頼に切り替えてください。
転送の経路を整理し、方針を1つに統一する
転送の設定を、どの場所(サーバー・プラグイン・CDN・テーマ)で行っているかを整理し、「HTTPSで、wwwあり(またはなし)」の方針を1つに決め、片方向だけに統一します。作業前には、データベースとファイルのバックアップを取得してください。仕上げに、検索エンジンの管理ツール(Search Console)で、対象のページが正常に取得できるかを確認します。
依頼する場合の費用と流れ
「今日中に直したい」「自分で触るのが不安」という状況では、専門家に任せるのが最短です。
| 項目 | ポイント |
|---|---|
| 費用の目安 | ・軽微(パーマリンクの再生成、プラグインの整理など):8,000~15,000円 ・中規模(サーバーの設定整備、HTTPS・wwwの統一、キャッシュ・CDNの調整):20,000~50,000円 ・複雑(複数の原因が重なる、テーマの修正、複数のサービスが絡む環境):50,000円~ ※緊急対応や夜間は割増になる場合があります |
| 依頼の流れ | 1. 症状の共有(ページのURL・画面・直前の操作) 2. 原因の切り分けと見積もり 3. バックアップを取ったうえで、調整 → 確認 → 報告(再発防止の提案まで) |
| 準備しておくと便利 | ・対象ページの一覧(ページ名とURL) ・管理画面・サーバー・(使っていれば)CDNへのログイン情報 ・使っているプラグインと、最近の変更履歴 ・HTTPS化の有無、wwwの有無の方針、過去の転送設定の記録 |
H.T.P.では、WordPressの緊急対応(調査・修復 1万円・税込)を受け付けています。お支払い後、最短1時間・遅くとも24時間以内に調査を開始してご連絡します。土日祝・夜間も受付、追加作業は事前にご相談のうえで進めます。
固定ページが表示されない・ぐるぐる転送されるときの、よくある質問
トップページは見えるのに、固定ページだけ「404」になります
ページのURLの仕組み(パーマリンク)が、うまく働いていない可能性が高いです。「設定 > パーマリンク」を開き、何も変更せずに「変更を保存」を押してください。これで直ることが多く、操作自体は安全です。直らない場合は、公開状態、プラグイン、キャッシュを順に確認してください。
パーマリンクの再保存は、安全ですか?
はい。設定内容を変えずに保存するだけなので、サイトの内容は変わりません。URLの仕組みが作り直されるだけです。ただし、保存の前後で、URLの形式を変更しないように注意してください(変更すると、これまでのURLが使えなくなります)。
「ERR_TOO_MANY_REDIRECTS」とは、どういう意味ですか?
「転送(リダイレクト)が多すぎる」という意味のエラーです。ページが、AからB、BからAと、転送を往復し続けている状態です。HTTPSやwwwの設定の食い違いが、原因の多くを占めます。ブラウザによって、「リダイレクトが繰り返し行われました」「このページは動作していません」などと表示されます。
HTTPS化したら、サイトが開けなくなりました
HTTPへの転送とHTTPSへの転送が、複数の場所(WordPressの設定・サーバー・プラグイン・CDN)で重なっている可能性があります。管理画面のURL設定を、自己流で書き換えると、悪化することがあるため、状況を整理して相談するのが安全です。
自分のパソコンだけ、開けないのでしょうか?
ブラウザのキャッシュやCookieが原因で、自分のパソコンだけおかしいこともあります。別のブラウザ、シークレットウィンドウ、スマホ(Wi-Fiを切った状態)で開けるかを確認してください。他の環境でも開けない場合は、サイト側の問題です。
管理画面にも入れません
管理画面にも入れない場合は、サーバー側の設定やファイルの確認が必要になるため、ご自身で修正するのは難しいです。無理に触らず、状況をまとめて依頼するのが安全です。
ページが表示されない間、検索順位に影響しますか?
短期間であれば、大きな影響は出にくいですが、長く続くと、検索結果から外れる恐れがあります。お問い合わせや売上にも影響するため、早めの復旧をおすすめします。
依頼した場合、費用はどのくらいですか?
パーマリンクの再生成やプラグインの整理で済む場合は、8,000~15,000円が目安です。サーバーの設定やHTTPS・wwwの統一が絡む場合は、20,000~50,000円程度です。状況によって変わるため、まず症状をお知らせください。H.T.P.の緊急対応は、調査・修復で1万円(税込)です。
固定ページの不具合は、まず症状を見分けることが大切です。「404や403」ならパーマリンクの再保存と公開状態、「ぐるぐる転送」ならHTTPS・wwwの設定の食い違い、「転送が効かない」ならキャッシュと設定の重なりが、最初の確認ポイントです。
ここまで確認しても直らないときや、管理画面にも入れないときは、無理に触ると長期化しやすいため、早めに専門家へ任せてください。
