投稿ページが404エラーになるときの原因と直し方

この記事はこんな人向けです
  • トップページや固定ページは表示できるのに、投稿だけ404エラーになって困っている
  • パーマリンク設定を変えてから不具合が出た気がする
  • 自分で直せるのか、それとも外注すべきか判断に迷っている

WordPressレベル別 対応難易度

Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 Lv6 Lv7
レベル判断は、右のレベル表(スマホは画面下)を参考にしてください。

赤:外注推奨 オレンジ:条件付き自力可 緑:自力対応可

投稿ページ404エラーの全体像と対応方針

投稿ページが404になる原因は大きく分けて「パーマリンクの不整合」「プラグインやテーマの干渉」「サーバー側のリライトルール問題」の3つです。
難しく見えますが、切り分けを順番に進めれば多くは解決可能です。自分のレベルに合わせて、無理のない対応を選びましょう。

投稿ページ404 ~WordPressレベルごとのおすすめ対応

無理せず外注が安全

投稿だけ404になる現象は、見た目以上に奥が深いです。設定を少し間違えただけでサイト全体が真っ白になるリスクもあります。
そのため初心者が自力で直そうとするのはおすすめできません

この段階でできることは「情報を残してまとめておく」ことです。
・どのURLで404になるか
・発生したタイミング(プラグイン導入直後など)
・表示されるエラーメッセージやスクショ
これらを整理して外注先に伝えるだけでも、修正は早く正確になります。

「直せるかも」と思って操作を重ねると、さらに事態が複雑化するのもよくあることです。
赤レベルなら、早めに任せてしまうのが一番安全です。

基本チェックを中心に

ある程度WordPressを触れる人は、リスクの低い基本チェックを試してみましょう。

まず一番効果的なのは「パーマリンク設定の再保存」です。
管理画面で「設定 → パーマリンク」を開き、何も変更せずに保存をクリックしてみてください。内部のリライトルールが再生成され、これで解決するケースがあったりもします。

次に試したいのは「プラグインの一時停止」です。
特にキャッシュ系や多言語、SEO系はリライト処理に干渉しやすく、投稿だけ404を引き起こすことがあります。1つずつ停止して確認してみましょう。

さらにテーマ切り替えテストも有効です。
子テーマや独自テーマでリライトルールが崩れていることがあるため、一時的に公式テーマに切り替えて確認すると切り分けが進みます。

ここまで試しても改善しない場合は、無理に進めず外注へ切り替えるのが安心です。
「ここまでやったけど直らなかった」という情報があるだけで、依頼後の対応は格段に早くなります。

リライトルールやサーバー設定まで確認

サーバーや内部設定に慣れている方なら、より踏み込んだ切り分けも可能です。

例えば、
.htaccessのリライト設定が正しく反映されているか
・Nginx環境ならtry_files設定が投稿ページに対応しているか
・カスタム投稿タイプやタクソノミーでslugが重複していないか
・多言語プラグインで言語ごとのパーマリンクが矛盾していないか
・キャッシュ層(サーバーキャッシュ/CDN/ブラウザキャッシュ)をクリアしているか
などを確認します。

また、テーマ側のsingle.phpやindex.phpのテンプレート階層の不整合が「存在するのに404」となることもあります。ファイルの欠落や条件分岐の誤りにも注意が必要です。

サーバー移転やSSL化直後の不具合も多いパターンです。
URLやドメイン設定が合っているか、Search Consoleやサーバーエラーログも参考にしてみましょう。

いずれも作業前のバックアップは必須です。緑レベルでも「調査にかかる時間」と「外注して手間をかけずに直すコスト」を天秤にかけ、最適な判断をおすすめします。

投稿ページ404エラー修正を外注する場合のポイント

「今日中に直したい」「自分ではどうにもならない」ときは外注が確実です。費用感・依頼の流れ・準備物を押さえておきましょう。

項目ポイント
費用の目安 ・パーマリンク再保存や簡易調整なら 5,000~10,000円
・プラグイン干渉やテーマ修正を含む場合 15,000~30,000円
・サーバー設定や多言語/マルチサイト絡みは 30,000円~
・至急対応は割増になることも多い
依頼の流れ 1. 状況を整理して伝える(発生URL/スクショ/直前の操作)
2. 見積もりを受け取る
3. 作業開始 → 報告 → 再発防止アドバイス
数時間~1日で解決するケースが多い
準備しておくと便利 ・管理画面のログイン情報(必要なら一時パスワード)
・404になるURLのリスト
・直前の変更点メモ(プラグイン追加、SSL化、テーマ更新など)
・サーバー情報(コントロールパネルやログ参照権限)
まとめ

投稿ページ404は「パーマリンク再保存」で直るケースもありますが、直らないときはプラグイン干渉やサーバー設定が関わっていることもあります。

は外注推奨、オレンジは基本チェックまで、は自力調査も可だがバックアップ必須と覚えておきましょう。

長引かせるほどSEOや集客にも悪影響が出るため、早めの対応が大切です。迷ったら相談して、確実に解決しましょう。

この記事を書いた人
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桐山智行(株式会社H.T.P. 代表)

2007年よりWeb制作に従事し、現在は企業サイトやWordPressの保守・改善支援も行っています。これまで100社以上・500サイトを超える案件を担当し、トラブル対応から集客サポートまで幅広く経験しています。

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