WordPressの画面が真っ白に|functions.php編集後の原因と復旧の進め方・依頼の目安【2026年版】

functions.phpを編集したらサイトが真っ白になったときの復旧方法
この記事はこんな人向けです
  • WordPressのサイトも管理画面も、急に真っ白になって開けない
  • 直前にコードを追加・編集した(ネットで見つけたコードを貼り付けた)
  • 自分で直せるのか、誰かに頼むべきなのかを判断したい

執筆・監修:桐山 智行(株式会社H.T.P. 代表責任者)/WordPress歴15年以上、制作・改修・保守の実案件をもとに書いています。

functions.phpを編集すると、なぜ真っ白になるのか

functions.php は、WordPressのテーマ(サイトのデザインや機能のひな形)の中で、最初に読み込まれる「設定ファイル」です。ここに書き間違い(カッコやセミコロンの抜け、コピー時に混ざった全角の文字など)があると、WordPressは処理を続けられなくなり、画面が真っ白になります。

まず安心してほしいこと:投稿や画像などのサイトのデータそのものは、ほとんどの場合、そのまま残っています。原因になったファイルを元に戻せば、表示が復活するケースが大半です。

表示は真っ白のほか、「このサイトで重大なエラーが発生しました」という文言や、「500エラー」になることもありますが、原因は同じ種類のものです。

まず、やってはいけないこと

焦って操作すると、症状が複雑になり、復旧に時間がかかります。次のことは、いったん避けてください。
  • 原因が分からないまま、プラグインやテーマを削除する(データや設定が失われることがあります)
  • wp-config.php や .htaccess を、思いつきで書き換える(サイト全体に影響する、重要なファイルです)
  • 同じファイルを、何度も上書き保存する(元の状態が分からなくなります)
  • データベースを直接操作する(この症状では、ほぼ必要ありません)
何かを触る前に、直前にどのファイルを・いつ・どう編集したかを、メモしておくと、復旧(自力でも依頼でも)が大幅に早くなります。

自分でできる復旧の3ステップ

サーバーの「ファイルマネージャー」(レンタルサーバーの管理画面から使える、ファイル操作の機能)、またはFTPソフトでファイルを操作できる方向けの手順です。操作に不安がある場合は、ここで無理をせず、次の「自分で直すか、依頼するか」を読んでください。

作業前に必ず:触る前のファイルを、パソコンにダウンロードして保存してください。うまくいかなくても、元の状態に戻せます。

  1. 編集したファイルを、編集前の状態に戻す
    wp-content/themes/(使用中のテーマ名)/functions.php を開き、直前に追加したコードを削除します。編集前のバックアップがあれば、それで置き換えます。保存して、サイトを再読み込みします。
  2. 戻せない・どこを編集したか分からないときは、ファイル名を変える
    functions.php を functions-off.php に名前変更します。これで表示が戻れば、原因はこのファイルの中にあります(デザインは一時的に崩れることがあります)。
  3. それでも直らないときは、ここで止めて相談する
    これ以上、自己流で触ると、原因の切り分けが難しくなります。状況(いつ・何を編集したか、表示されている画面)を整理して、専門家に相談するのが、結果的に最短です。

原因を調べたい方向け:エラーの記録を有効にする(補助)

表示が戻ったあとで、原因を確認したい場合は、wp-config.php の「編集が必要なのはここまでです」というコメントの上に、次の3行を追記します。
define( 'WP_DEBUG', true );
define( 'WP_DEBUG_LOG', true );
define( 'WP_DEBUG_DISPLAY', false );
エラーの内容が wp-content/debug.log に記録されます。「functions.php」と「on line ○○」(行番号)が分かれば、原因の箇所が特定できます。確認が終わったら、追記した3行と debug.log は削除してください(公開されたままだと、情報が漏れる恐れがあります)。

症状別:考えられる原因と、最初の対応

今の症状考えられる原因最初の対応
サイトも管理画面も真っ白直前に編集した functions.php の書き間違い、または同じ名前の機能の重複編集前の状態に戻す(ステップ1・2)
「重大なエラーが発生しました」と表示される同上(WordPressの保護機能による表示)管理者のメールに届く「リカバリーモード」のリンクからログイン。届かなければステップ1・2
サイトだけ真っ白で、管理画面には入れるプラグインやキャッシュの影響、テーマとの相性最近入れたプラグインを、いったん停止する
サーバーのPHPのバージョンを上げた直後に、真っ白古いコードが、新しいバージョンに対応していないサーバーの設定で、PHPのバージョンを一時的に元に戻す。その後、コードの修正を依頼する
WordPressやプラグインの更新の途中で止まった更新の失敗自己流で触らず、状況を整理して相談する
どの場合も、原因の特定には専門的な確認が必要になることがあります。「戻して直った」で終わらせず、なぜ起きたかを確認しておくと、再発を防げます。

自分で直すか、依頼するか(レベル別の目安)

Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 Lv6 Lv7

赤:外注推奨 オレンジ:条件付き自力可 緑:自力対応可

レベル判断は、右のレベル表(スマホは画面下)を参考にしてください。

ファイル操作に不安があるなら、無理に触らず、依頼が安全

次のどれかに当てはまる場合は、ご自身で修正しないほうが安全です。

  • サーバーのファイルマネージャーやFTPを使ったことがない
  • バックアップがない、または、何を編集したか覚えていない
  • 売上・予約・問い合わせに影響していて、早く復旧させたい
  • 上の3ステップで直らなかった

依頼するときは、次の3点をそろえておくと、原因の見当がつきやすく、短時間で復旧しやすくなります。

  • いつ・どのファイルを編集したか(テーマ名・ファイルの場所)
  • 表示されている画面のスクリーンショット(真っ白、500、「重大なエラーが発生しました」など)
  • サーバー会社・プラン・PHPのバージョン(分かる範囲で)

3ステップで戻せる場合は、原因の確認まで進められる

ファイルの操作に慣れている方は、上の手順で画面を復旧し、エラーの記録から原因の箇所を特定するところまで進められます。原因が特定できない、PHPのバージョン更新が関係していそう、という場合は、早めに依頼に切り替えるのが安全です。編集を重ねるほど、原因は複雑になります。

テスト環境で再現し、再発防止まで行う

テスト環境(本番と同じ構成のコピー)を用意して、原因を再現・確認します。復旧後は、子テーマでの運用、変更履歴の管理、公開前の確認を、ルールとして固定すると、再発を防げます。

依頼する場合の費用と流れ

「今日中に復旧したい」「お客様のサイトなので止められない」という状況では、専門家に任せるのが、結果的に最短です。

項目ポイント
費用の目安・編集の差し戻し+軽微な調整:10,000~20,000円
・原因の調査+再発防止(子テーマ化・互換対応):30,000~80,000円
・緊急対応(夜間・当日中):+20~50%の特急加算が一般的
依頼の流れ1. 状況の共有(画面・いつ何を編集したか・サーバー情報)
2. 概算見積 → 合意
3. バックアップを取ったうえで復旧 → 原因の説明 → 再発防止の提案
準備しておくと便利・サーバー管理画面・FTPの接続情報
・使用しているテーマ名と、直近の編集内容のメモ
・止められない時間帯があれば、その情報

H.T.P.では、WordPressの緊急対応(調査・修復 1万円・税込)を受け付けています。お支払い後、最短1時間・遅くとも24時間以内に調査を開始してご連絡します。土日祝・夜間も受付、追加作業は事前にご相談のうえで進めます。

復旧したあとに、再発を防ぐために

  • 編集する前に、ファイルをバックアップする(ダウンロードして保存するだけでも効果があります)
  • 子テーマで編集する:本体のテーマを直接編集すると、テーマの更新で内容が消えます
  • コードは少しずつ追加して、その都度、表示を確認する:まとめて貼り付けると、どこが原因か分からなくなります
  • 本番のサイトで、いきなり試さない:テスト環境で確認してから、反映します
  • 不安なコードは、貼る前に相談する:ネットで見つけたコードは、環境に合わないことがあります

functions.php編集で真っ白になったときの、よくある質問

サイトのデータは消えてしまいましたか?

ほとんどの場合、投稿・画像・設定などのデータは、そのまま残っています。真っ白になる原因は、多くの場合、表示を担当するファイルの不具合で、データベースの中身とは別のものです。原因のファイルを元に戻せば、表示が復活します。

管理画面に入れないとき、最短の復旧方法は?

サーバーのファイルマネージャー(またはFTP)で、テーマのフォルダを開き、直前に編集した functions.php を編集前の状態に戻します。戻せない場合は、ファイル名を一時的に変えて、エラーを回避します。復旧後に、原因の確認を行います。

バックアップがない・何を編集したか覚えていない場合は?

まず functions.php のファイル名を一時的に変えて、サイトが表示できるかを確認します。表示が戻れば、原因はそのファイルの中です。特定が難しい場合は、無理をせず、専門家に相談するのが安全です。

「このサイトで重大なエラーが発生しました」と表示される(真っ白ではない)

WordPressの保護機能による表示です。原因は、真っ白のときと同じ種類です。登録しているメールアドレスに、「リカバリーモード」のリンクが届いていれば、そこからログインして、問題のテーマやプラグインを停止できます。届かない場合は、この記事の3ステップで復旧してください。

管理画面には入れるが、サイトの表示だけ真っ白になる

プラグインやキャッシュの影響、テーマとの相性が考えられます。最近入れたプラグインを、いったん停止して確認してください。それでも直らない場合は、原因の切り分けが必要なので、相談をおすすめします。

親のテーマ(本体のテーマ)を直接編集してしまいました

まず、画面の復旧を最優先します。復旧後に、「子テーマ」を作成し、追加した処理を子テーマ側に移してください。本体のテーマを直接編集すると、テーマの更新で内容が消えるため、再発の原因になります。

復旧を依頼した場合、どのくらいの時間・費用がかかりますか?

編集の差し戻しで済む場合は、短時間で復旧できることが多く、費用は10,000~20,000円が目安です。原因の調査や再発防止まで含めると、30,000~80,000円程度です。状況によって変わるため、まず状況をお知らせください。H.T.P.の緊急対応は、調査・修復で1万円(税込)です。

どこまで自分でやるべき?判断の基準は?

「サーバーのファイル操作に不安がある」「バックアップがない」「業務や売上に影響している」「上の3ステップで直らない」のどれかに当てはまれば、依頼が安全です。状況をそろえて依頼すると、短時間で復旧しやすくなります。

再発を防ぐには?

編集前のバックアップ、子テーマでの運用、コードを少しずつ追加して確認する習慣、テスト環境での事前確認が基本です。不安なコードは、貼り付ける前に相談してください。

まとめ

functions.phpの編集で画面が真っ白になったときは、まず落ち着いて、原因のファイルを編集前の状態に戻すのが最短です。手順は、①編集前に戻す → ②戻せなければファイル名を変える → ③それでも直らなければ、そこで止めて相談する、の3つです。

ファイル操作に不安がある、バックアップがない、業務に影響が出ている、というときは、無理をせず、専門家に任せてください。

この記事を書いた人
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桐山智行(株式会社H.T.P. 代表)

2007年よりWeb制作に従事し、現在は企業サイトやWordPressの保守・改善支援も行っています。これまで100社以上・500サイトを超える案件を担当し、トラブル対応から集客サポートまで幅広く経験しています。

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