WordPressでLP制作を依頼する場合の相場と進め方

この記事はこんな人向けです
  • WordPressでLP(ランディングページ)を外注したいが、費用相場や納期の目安がわからない
  • 制作会社かフリーランスか迷っていて、進め方・準備物を知っておきたい
  • 広告運用や計測(GA4/タグマネ)も見越して、失敗しないLP制作フローを知りたい

WordPressレベル別 対応難易度

Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 Lv6 Lv7
レベル判断は、右のレベル表(スマホは画面下)を参考にしてください。

赤:外注推奨 オレンジ:条件付き自力可 緑:自力対応可

WordPressでLP制作を依頼する場合の全体像と対応方針

LPは「構成(ワイヤー)→デザイン→コーディング→計測設定→公開→改善」の流れで作ります。
WordPressなら運用のしやすさが魅力ですが、初回構築は設計の重要度が高く、要件整理と計測の初期設定で結果が大きく変わります。
自力でできる範囲を見極めつつ、足りない部分だけ外注するのがコスパが良い進め方です。

LP制作 ~WordPressレベルごとのおすすめ対応

「丸ごと外注」か「設計だけ外注」が安心

LPのキモは「誰に」「何を」「どうやって申し込んでもらうか」。ここが曖昧なまま作ると、どれだけデザインが綺麗でも成果が出ません。
赤レベルの方は、要件定義と構成設計(ワイヤーフレーム)をプロに任せてしまったほうが、最短で正解に近づけます。

費用相場は後述しますが、ヒアリング~構成作成~デザイン~実装~計測設定(GA4/タグマネ)まで一式で外注するのが安心。
とくに広告出稿を考えている場合は、LPと広告のメッセージ整合が成果に直結するため、実務経験のある制作パートナーを推奨します。

よくある失敗は、テーマをどれにするかで悩みすぎたり、ブロック編集で意図したデザインにならず迷走してしまうこと。
ブロックエディタやFSE(フルサイト編集)に慣れていないと、見た目は作れてもモバイル最適・読み込み速度・フォームCV導線で失敗しやすいです。

準備しておくと打ち合わせがスムーズにいくのが、以下の3点です。
・提供する商品/サービスのターゲット像と課題(できれば1人の具体像)
・LPのゴール(CV)とKPI(例:資料DL数/無料相談申込)
・競合LPの参考URL(良い点/悪い点を簡単にメモ、デザインの参考も)

構成は自力OK、デザインや表現は外注で強化

オレンジレベルなら、WordPressの基本操作やブロックエディタを使ったレイアウトには慣れているはずです。
ですので、自力でページ構成やワイヤーフレームを作ることも十分可能です。

ただし「見せ方」「デザインの洗練度」で成果が変わるのがLPの特徴です。

おすすめなのは、構成は自分で作成し、デザイン部分だけ外注する方法です。
配色やタイポグラフィ、画像選定、余白の取り方などをプロに任せると、訴求力がグッと高まります。
自分の考えた構成が、見栄えのいいLPに仕上がる」感覚を味わえるはずです。

また、LPは広告やSNS流入を前提に作ることが多いため、CTAの位置やボタンデザインの最適化も外注の強みになります。
自力では気付きにくい「視線誘導」や「離脱ポイント」を改善してもらえるので、成果につながりやすくなります。

依頼時は、自作したワイヤーや必要なテキストを準備して渡すとスムーズです。
「この順番でセクションを見せたい」「ここは強調したい」といった意図や、Wordなどの原稿で直接装飾を伝えることで、完成度の高いLPに仕上がります。

外注するなら、改善アドバイスやクリエイティブ強化

テーマ(自作/ブロックテーマ)やACF/カスタム投稿、コンポーネント設計に慣れているなら、自力で一通り組めます。
ただし、オレンジレベルでも説明したように、コピーライティングとビジュアルは成果に差が最も出る領域。ここだけスポット外注してクリエイティブの天井を上げると、費用対効果が高いです。

実装時は、メンテ性と再利用性を意識したブロック設計に。使いまわせそうな共通パーツをブロックパターンとして用意し、マルチLP展開やABテストに耐える構成にしておくと運用が楽です。

計測はイベント/コンバージョンの命名規則を設け、媒体横断で比較可能に。
広告レポートとの整合、フォームの離脱点、電話タップやLINE遷移の把握まで、施策の意思決定に必要なログを最初から集めます。

公開後は、ファーストビュー/CTA位置/セクション順序/訴求角度あたりのチューニング。速度面はLCP2.5秒以下・CLSを安定化させ、画像/フォント/JSの最適化を継続しましょう。

外注する場合のポイント(費用相場・依頼の流れ・準備物)

ひと口に「LP制作」といっても範囲で価格が変わります。WordPress実装+基本計測込みを前提に、相場感と進め方を整理します。

項目ポイント
費用の目安 テンプレ流用+軽微カスタム8万~15万円(1~2セクション追加、軽いデザイン調整、基本計測)
ワイヤー作成+オリジナルデザイン20万~40万円(取材/構成/撮影素材などは別途)
広告運用前提の改善セット40万~80万円(ABテスト/コピー複数案/ヒートマップ/速度最適化強化)
運用フェーズ月3万~15万円(計測改善/追加セクション/ABテスト/保守)
依頼の流れ 1. 目的とKPIの整理(例:資料DL100件/月CPA2万円
2. 競合/参考LP共有、トンマナ確認(ブランド/配色/写真)
3. ワイヤー提案→原稿/コピー作成→デザインカンプ→WordPress実装
4. 計測(GA4/タグマネ)とフォーム/電話/LINEのコンバージョン設定
5. 公開→最初の2~4週間でデータ収集→優先改善(FV/CTA/セクション順)
準備しておくと便利 ・サービス説明(誰向け/何の課題/何が変わる)
・実績・お客様の声・FAQ・料金・比較表の素材(テキストでOK)
・ブランドガイド(ロゴ/カラー/NG例)
・既存のGoogleアナリティクス/タグマネへのアクセス権
・問い合わせ後の受け皿(メール自動返信/サンクスページ/日程調整リンク など)
まとめ

WordPressでのLP制作は「構成・デザイン・計測」の3本柱で成り立ちます。どのレベルでも共通して大事なのは、目的に沿った構成と、成果につながる計測環境を整えることです。

赤レベルは丸ごと外注で最短リリース、オレンジレベルは構成は自力、デザインや仕上げを外注して強化、緑レベルは自力で構築しつつ、必要に応じてレビューやコピー・ビジュアルを部分依頼、という住み分けが効率的です。

「どこを自分でやり、どこを任せるか」を明確にすると、時間もコストも無駄が出にくくなります。
特にLPは成果が数字に表れやすいため、迷ったらプロに一度レビューを依頼してみるのもおすすめです。

「自分の状況だとどのレベルの外注がベスト?」と感じたら、下のボタンから気軽に相談してください。