デザイン修正だけを依頼できる？部分外注の範囲と注意点

公開：2025.10.20

この記事はこんな人向けです

WordPressレベル別対応難易度

Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 Lv6 Lv7

レベル判断は、右のレベル表（スマホは画面下）を参考にしてください。

赤：外注推奨オレンジ：条件付き自力可緑：自力対応可

WordPressサイトのデザイン修正は、テーマ構造やCSSの仕組みを理解していないと難易度が上がります。
「ちょっと変えたいだけ」でも、実際にはテンプレートやPHPが関係することも多く、外注範囲の見極めが大切です。

「ボタンの色を変えたい」「余白を詰めたい」など、見た目の変更だけだと思っていても、実際には複数のテンプレートやCSSファイルが関わっているケースが多いです。

赤レベルの方は、自分で触るよりも、業者に「ここをこうしたい」と伝えるのが安全です。
ざっくりでも構いません。スクリーンショットに赤丸やコメントを入れるだけでも十分伝わります。

また、テーマの更新で上書きされるリスクや、子テーマの扱い方なども専門知識が必要です。
WordPressの仕組みが分からないまま編集すると、レイアウトが崩れたり表示が真っ白になることもよくあります。

初心者は「修正範囲を伝える → 業者が確認 → 見積もり」と段階的に進めましょう。
結果的に時間もコストも抑えられます。

ある程度WordPressを触れるオレンジレベルの方なら、「ここだけをお願いする」という部分外注も可能です。
ただし、修正箇所が複数ページにまたがる場合や、CSSとPHPが混在する修正は、思ったより手間がかかります。

このレベルでは、外注先に渡す前に以下の点を整理しておきましょう。

こうした情報をまとめておくと、見積もりが正確になり、後から「想定外の追加費用」が発生しにくくなります。
自分で少し触れる人ほど「ここまでなら自力、ここからは業者」と切り分ける意識を持つとスムーズです。

WordPressテーマの構造を理解している人であれば、部分的な修正を外注しつつ、全体管理を自分で行うのも現実的です。
デザイン調整と同時に、保守性・再利用性を意識した実装指示ができるのがこのレベル。

業者に依頼する際は、単なる「見た目」だけでなく、「更新時に崩れない構成」や「CSS設計方針（BEM・Tailwindなど）」まで共有すると、完成度が上がります。

また、納品後の修正対応範囲や、再調整時の費用条件を契約前に確認しておくのも忘れずに。
一度限りのスポット依頼でも、再発注を見据えた関係を築くのが理想です。

「部分的なデザインだけお願いしたい」という依頼は増えています。
ポイントを押さえて依頼すれば、費用も時間も効率的に進められます。

項目	ポイント
費用の目安	・軽微なCSS修正は 5,000～10,000円前後・ページ全体のデザイン調整は 20,000～30,000円・テーマ構造を変更する修正は 50,000円～
依頼の流れ	1. 修正箇所を明確にまとめて相談 2. 業者が範囲を確認して見積もり提出 3. 着手前に修正範囲・納期・修正回数を確定 4. 納品後に表示確認・最終調整
準備しておくと便利	・修正前のスクリーンショットと希望イメージ・ログイン情報（必要最小限）・使用中テーマ・プラグインの一覧・過去に修正したファイルがあればバックアップ