WordPressテーマを変更するときの注意点と事前準備

公開：2025.10.21

この記事はこんな人向けです

WordPressレベル別対応難易度

Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 Lv6 Lv7

レベル判断は、右のレベル表（スマホは画面下）を参考にしてください。

赤：外注推奨オレンジ：条件付き自力可緑：自力対応可

WordPressテーマの変更は、見た目を一新できる反面、構造や設定が変わるため慎重さが必要です。
特に、既存コンテンツとの整合性やプラグインとの相性を確認せずに切り替えると、表示崩れや機能停止が起こることもあります。

テーマを変更する前に、まずは現在の状態を保存しておくことが最重要です。
特に赤レベルの方は「今の設定が全部消えた」というケースが本当に多いです。

まず行うべきは、バックアップ（データベース＋ファイル）です。
プラグインを使えば数クリックで取れるので、必ず作成しておきましょう。

次に、いきなり本番でテーマを切り替えず、テスト環境（ステージング）を用意します。

最近のレンタルサーバーではワンクリックでステージングが作れるため、本番を壊す心配がありません。
「難しそう」と感じたら、初回は業者に任せたほうが安全です。

ある程度WordPressを使い慣れているオレンジレベルの方でも、テーマ変更には注意点が多いです。
新テーマの導入によって「ウィジェット構成」「メニュー位置」「投稿タイプ表示」などが変わるため、事前チェックが欠かせません。

特に気をつけたいのは以下の項目です。

これらを防ぐためには、事前に新テーマを別環境で試し、見た目と機能の差を把握しておくのがコツです。
また、Google Search Consoleやアナリティクスのトラッキングコードが正しく残っているかも忘れず確認しましょう。

高度なカスタマイズをしている人や開発経験のある人は、テーマ変更を「単なるデザイン変更」ではなく「再構築プロジェクト」として扱うのが理想です。

テーマ変更では次のような作業が関係します。

さらに、旧テーマと新テーマの差分を比較し、必要なテンプレートをマージしておくことで、移行後のデザイン崩れを防げます。

実務レベルでは、Gitで変更履歴を管理し、バックアップと復元手順を明示しておくと安心です。

テーマ切り替えは意外と複雑な作業なので、初めての場合は外注も選択肢に入れてOKです。
以下のポイントを押さえるとスムーズに進みます。

項目	ポイント
費用の目安	・テーマ変更のみなら 20,000～40,000円前後・カスタマイズ込みの場合は 50,000円～・テスト環境構築や移行サポート込みなら 80,000円～
依頼の流れ	1. 現状のテーマと希望デザインを共有 2. 外注業者が互換性とリスクを診断 3. 見積もり・スケジュール確定後に作業開始 4. テスト環境で確認後、本番へ反映
準備しておくと便利	・使用中テーマの名前とバージョン・希望テーマのデモURL ・サーバー情報（FTP／管理画面URL）・バックアップデータ（直近のもの）