無料テーマから有料テーマへ移行を外注する流れ

公開：2025.10.13

この記事はこんな人向けです

WordPressレベル別対応難易度

Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 Lv6 Lv7

レベル判断は、右のレベル表（スマホは画面下）を参考にしてください。

赤：外注推奨オレンジ：条件付き自力可緑：自力対応可

テーマ移行は「見た目を変えるだけ」と思いがちですが、実際には設定やプラグイン、ウィジェットなど多くの要素が絡みます。
外注するか自力でやるかは、WordPressへの慣れ具合で大きく変わってきます。
まずは自分のレベルを把握し、無理のない方法を選びましょう。

無料テーマから有料テーマに切り替えるとき、単純にテーマをインストールするだけでは済みません。
ウィジェットの位置やメニューの構造、カスタマイザーの設定がリセットされることもあり、赤レベルの方には大きな負担です。

誤ってデータを消してしまう可能性もあるため、このレベルの方は外注するのがベストです。
費用はかかりますが、短時間で安定した移行ができ、結果的に時間と労力を節約できます。

外注先に伝えるときは「どのテーマに変えたいのか」「どのページ・機能を重視しているか」などを整理しておくとスムーズです。

ある程度WordPressを触っているオレンジレベルの方なら、テスト環境（ステージング環境）を用意して作業することで自力移行も可能です。
例えば、メニュー再設定やウィジェット調整、プラグインとの相性確認などを手順通りに進めれば、大きなトラブルなく移行できるでしょう。

ただし、SEO設定やリダイレクト処理などは専門知識が必要なため、苦手意識がある部分だけ外注に任せるのも選択肢です。
「自分でできる範囲はやる、リスクが高い部分だけ依頼する」という分担もおすすめです。

サーバーやデータベース操作に慣れている緑レベルの方なら、テーマ移行は自力で進められます。
バックアップを取り、子テーマを作成してカスタマイズを引き継ぎ、必要に応じてfunctions.phpの調整を行う流れが一般的です。

また、SEO観点からリダイレクトや構造化データの整合性を確認しておくことも大切です。
リスクを理解した上で作業できる人なら、自力での完全移行も十分に可能です。

とはいえ「時間を買う」意味で外注を選ぶのもアリ。得意な人でも、工数や優先順位によって外注が賢い判断になるケースもあります。

「不安だから全部任せたい」「一部だけお願いしたい」など、外注の仕方にも選択肢があります。
ここでは費用の目安や依頼の流れ、準備しておくと便利な情報をまとめました。

項目	ポイント
費用の目安	・基本移行作業のみなら 20,000円前後・デザイン調整やカスタマイズを含めると 50,000円～100,000円・大規模サイトや緊急依頼はさらに高額になる場合も
依頼の流れ	1. 希望するテーマと要望を整理して伝える 2. 見積もりを確認して合意する 3. バックアップ後に移行作業を実施 4. 動作確認・調整を行い納品
準備しておくと便利	・使用中の無料テーマと移行先テーマの情報・必要なプラグイン一覧・カスタマイズしている内容のメモ・サイト全体のバックアップデータ