担当者が辞めて更新できないときの外注依頼方法
- 担当者が退職してから、WordPressの更新方法が分からなくなった
- 管理画面に入れず、外部業者に依頼するか迷っている
- 安全に復旧・引き継ぎを進めるためのポイントを知りたい
WordPressレベル別 対応難易度
赤:外注推奨 オレンジ:条件付き自力可 緑:自力対応可
担当者が辞めて更新できないときの全体像と対応方針
WordPressの運用担当者が辞めたあと、アカウント情報やFTP情報が分からず手詰まりになるケースは珍しくありません。
まずは現状を整理し、「何が分かっていて、何が分からないか」を明確にすることが第一歩です。
焦って触るよりも、情報をまとめて外注する方が安全かつ確実です。
WordPressレベルごとのおすすめ対応
引き継ぎ情報がない場合は外注が確実
前任者が退職して、ログイン情報やサーバー契約内容が分からない場合、無理に自分で進めるのは危険です。
誤って契約を解除したり、データを削除してしまうリスクもあります。
やるべきことは、「契約先の確認」と「現状の整理」です。
ドメイン・サーバーの請求メールや登録アドレスを探し、どの会社が管理しているかを把握しましょう。
そのうえで、信頼できる外注先に「現状わからないこと」をそのまま伝えればOKです。
アカウント復旧やバックアップ取得も含めて対応してくれる業者も多く、余計なトラブルを避けられます。
ログイン可能なら更新代行だけ外注もアリ
もし管理画面に入れる場合や、契約情報が一部わかるなら、最低限の作業は自分でも確認できます。
たとえば、ユーザー一覧を確認して不要なアカウントを削除したり、管理者権限を追加して体制を整えるなどです。
ただし、プラグインやテーマの更新、バックアップ設定などは知識がないと事故のもとです。
この段階では「更新代行」「バックアップ環境の整備」など、部分的に外注するのがおすすめです。
「どの範囲を自分でできるか」「どこから外注に任せるか」を線引きすることで、コストも抑えつつ安全に運用できます。
技術者レベルなら完全引き継ぎも自力で可
サーバー・ドメイン・WordPress構成を理解している緑レベルの方なら、自力で引き継ぎ対応も可能です。
サーバーの契約情報を確認し、FTPやデータベースにアクセスしてバックアップを取得。
その後、管理者アカウントを新たに作成し、運用体制を再構築する流れになります。
ただし、ここで重要なのは「セキュリティと権限の整理」。
旧担当者のアカウントを放置すると、いつでもログインできる状態が残ってしまうことがあります。
完全に自力でやる場合でも、第三者のセキュリティチェックを入れておくと安心です。
外注する場合のポイント
担当者不在で更新が止まっている場合、まずは「復旧+今後の運用体制づくり」を同時に依頼するのがおすすめです。
単発対応だけでなく、保守契約も検討すると安定します。
| 項目 | ポイント |
|---|---|
| 費用の目安 |
・ログイン復旧・調査のみ:10,000~20,000円 ・更新代行+体制再構築:30,000~50,000円 ・保守運用の継続契約(月額):5,000~15,000円 |
| 依頼の流れ |
1. 状況を整理して共有(いつから更新できないか、前任者情報) 2. 業者からヒアリングと見積もり 3. ログイン復旧・テーマ/プラグイン確認 4. 更新代行・改善提案・運用再開 |
| 準備しておくと便利 |
・契約しているサーバー/ドメイン会社の名称 ・メールや請求書に記載された管理者情報 ・WordPress管理画面のURL(分かれば) ・担当者変更後の連絡先(今後の窓口) |
担当者の退職後に更新できなくなるケースは多いですが、慌てず整理すれば復旧は可能です。
赤は情報が足りないときは外注、オレンジは一部自力+代行併用、緑は技術者レベルで完全自力可が目安です。
再発防止のためにも、アカウント・契約情報の共有ルールを社内で整えておくと安心です。

