画像が正しく表示されないときの外注判断ポイント
- 投稿や固定ページの画像が急に表示されなくなって困っている
- キャッシュや再アップロードを試しても直らなかった
- 自分で直せるのか、外注すべきか判断に迷っている
WordPressレベル別 対応難易度
赤:外注推奨 オレンジ:条件付き自力可 緑:自力対応可
画像が表示されないときの全体像と対応方針
画像の非表示トラブルは、単なるパス指定ミスからサーバー設定、プラグイン干渉、SSL化の影響まで、幅広い要因が考えられます。
まずは「どの範囲で起きているか」を整理し、焦って修正する前に状況を正確に把握することが重要です。
画像が正しく表示されないとき ~WordPressレベルごとのおすすめ対応
初心者はむやみに触らず外注が安全
WordPressで画像が出ないとき、原因を探るためにメディア設定やファイル構造を触ると、かえって悪化することがあります。
特に、テーマファイルの編集やサーバー内の削除などは一度壊すと戻せません。
このレベルでは、まず「どの画像が」「どのページで」表示されていないかを整理し、キャプチャを撮っておきましょう。
投稿ごとなのか、全体的なのか、部分的なのかによって業者側の診断がスムーズになります。
「テーマ更新後に出なくなった」「サーバー移転後からおかしい」などのタイミングも、依頼時に伝えるとよいです。
原因特定から修正までまとめて任せた方が早く、安全に戻せます。
範囲と原因を切り分けて確認
普段からWordPressを操作しているオレンジレベルの方なら、簡単な確認は自力でできます。
まずは次のような基本チェックを試してみましょう。
- ブラウザのキャッシュを削除して再読み込み
- 別の端末や回線で表示確認
- メディアライブラリ内の該当画像が正しく開けるか
- URLが「http」と「https」で混在していないか(SSL化の影響)
- 画像最適化やCDN系プラグインを一時停止して挙動を確認
この時点で表示されるようになれば設定側の問題、変わらないならサーバーやファイル権限に原因があるかもしれません。
また、functions.phpで独自の画像サイズを追加している場合や、Lazy Load設定を導入している場合も要注意です。
表示不具合が続く場合は、バックアップを取って外注業者に引き継ぐのが無難です。
パス・権限・構成を総合チェック
WordPressの構造を理解している緑レベルの方なら、より技術的な部分まで掘り下げて確認可能です。
たとえば以下のような観点からの確認が有効です。
- FTPで
/wp-content/uploads/以下のファイル権限(644/755)を確認 - サーバー移行時に「uploads」パスが変わっていないか
- データベース内URLが旧ドメインのまま残っていないか
- セキュリティ系プラグインで画像URLがブロックされていないか
- テーマ内の
the_post_thumbnail()やwp_get_attachment_url()呼び出し部分の確認
もし一部の投稿だけ表示されない場合は、メディアIDの紐づけエラーやキャッシュ系プラグインの競合の可能性もあります。
エラーログを出力して確認できるレベルであれば、自力で修正可能です。
ただし、商用サイトや集客中のページでトラブルが出ている場合は、リスクを考えて専門業者にチェックしてもらう方が確実です。
画像が表示されないときに外注する場合のポイント
「いろいろ試したけど直らない」「原因が多すぎて判断できない」、そんなときは、外注で診断してもらうのが早道です。
費用や流れを押さえておきましょう。
| 項目 | ポイント |
|---|---|
| 費用の目安 |
・軽微な表示不具合の修正は 5,000~10,000円前後 ・テーマやプラグインが関係する場合は 20,000円~ ・サーバー設定やSSL再設定を含む場合は 30,000円~ |
| 依頼の流れ |
1. 不具合の内容を整理して送る(例:どのページで表示されないか) 2. 業者が原因を仮診断して見積もり提出 3. 作業開始(通常1~2日以内で完了するケースが多い) |
| 準備しておくと便利 |
・表示されない画像のURL ・WordPress管理画面のログイン情報 ・直前に行った操作のメモ(更新・プラグイン変更など) ・使用テーマ・プラグインの一覧(分かる範囲でOK) |
画像の非表示トラブルは、軽い設定ミスから構造的な不具合まで幅広く、レベルによって対応方針が変わります。
赤は即外注、オレンジは基本チェックまで、緑は技術的確認が可能。焦らず段階的に整理しましょう。
一見小さな問題でも、放置するとSEO評価やユーザー信頼に影響します。
早めに対処して、安定した表示環境を取り戻しましょう。

